壌結合同会社は、土壌微生物の活性を通じて地球本来の循環サイクルの実現に取り組む八百結び®プロジェクトを推進しています。土壌微生物は地球のあるべき食物連鎖の循環サイクルの主役です。地球上の有機物(落ち葉、動物の糞など)を土壌微生物が分解することで土の中に養分を供給。その栄養分を基に新たな作物が育まれ、生き物の糧となり地球が循環していきます。八百結び®プロジェクトにおける八百結び農法®は微生物を活性化させ、土壌を発酵させて作物を育成する、微生物活性自然循環型の環境再生農法です。
OOTCは、鹿児島県で有機栽培茶の生産指導・支援・販売をしています。若き生産者たちと切磋琢磨し、「おいしさ・安心安全・品質」にこだわりぬいた有機栽培の玉露をお届けしています。
OOTCの有する有機茶育成・栽培指導のノウハウに、新しい土づくりの手法として壌結合同会社が推進する「八百結びの農法®」の土着微生物活性を取り入れ、両者によって日本茶の最高峰「玉露」栽培の更なる高みを目指す取り組みを開始いたします。最高峰の健康な土壌を育み、究極の茶「有機玉露」の完成を目指します。
有機栽培における矛盾との闘いの善処策は、土壌健康度の具現化
日本茶の最高峰「玉露」を有機栽培で作ることは、矛盾との闘いです。玉露の旨味を引き出すため、できることなら過保護に育てたい。ところが、過保護にすると生育環境や樹体内環境のバランスが悪くなり、病害虫に弱くなり、製品にも「えぐみ」や「飲み疲れ」が出てしまいます。その矛盾を解消するため、生産者は常に議論と研鑽を重ね続けています。その最たる善処策として、土壌健康度の具現化に取り組むことが決定いたしました。
土壌健康度の見える化は、消費者にとっては食味を表す手掛かりになる!
「八百結び農法®」では、土壌健康度を見える化する指標の一つとして、土壌1gあたりの土壌微生物活性量を取り入れています。土着微生物がイキイキと活性した健康な土壌において、土着有機物から土着微生物が分解・生成した栄養素を取り入れた作物は、作物自体が力強く、健康な状態になります。そして、これまでの実証結果では、りんご(樹園地)、米(水田)、にんじん(畑)と、「八百結びの農法®」の新しい土づくりを導入した様々な圃場において、その土壌微生物活性量に連動した食味の変化(*1)が確認されています。
有機「玉露」茶園地には、1gあたり17.1億個の土壌微生物が活性
本提携に先立ち、OOTCが取扱う有機「玉露」茶園地の土壌微生物活性数を測定したところ、“1gあたり17.1億個の土壌微生物が活性されている(*2)”ことが判明しました。土壌1gあたり2億個以下では低無機化活性、10億個以上を多様性が保たれる良質土壌の目安とする中で、秀でた土壌微生物活性量となります。
世界に羽ばたく最高品質の日本茶「有機玉露」
本格的な複数茶園における「八百結びの農法®」導入を日本茶の最高峰「玉露」の有機栽培で挑戦することは、「八百結びの農法®」においても高みを目指すべく最高の挑戦となります。八百結び®プロジェクトでは、おいしく、安心・安全な最高品質の日本茶「有機玉露」を、日本のみならず、世界へ届けることをOOTCとともに目指してまいります。
本提携までの事前準備を経てOOTCでは、4/1より八百結びの作物として認定した有機玉露茶を新パッケージでリニューアル販売を開始いたします。“1gあたり17.1億個の土壌微生物が活性されている(*2)”健康な土壌が育んだ「おいしく」、「安心・安全」な、有機栽培の日本茶最高峰「玉露」をぜひお楽しみください。
そして、さらに今後、最高峰の健康な土壌を育み、究極の茶「有機玉露」を目指す取り組みにご期待ください。
~ オンラインショップのご案内 ~
【Oosumi Organic Tea Company】 URL: https://ootc.shop/#product
【八百結び®オンラインショップ】 URL: https://shop.yaomusubi.com/
八百結び®プロジェクトでは、地域の畜産農家さまが排出する糞尿や家庭用生ゴミなど、本来廃棄される有機物を独自のバイオスティミュラントと掛け合わせて付加価値の高い農業用資材(産土・培養水)を生成して、地域土壌の健康力(微生物活性量の見える化)を整える目的を持って地域農家さまへ供給することで、無農薬栽培、減農薬栽培をサポートしています。
そして、2050 年カーボンニュートラル宣言(2020 年10 月26 日)を受けて農林水産省より発表された「みどりの食料システム戦略(2021年5月)」内で掲げられた「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」・「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」・「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」目標への貢献をめざしてまいります。
*1 りんご: 津軽地方において究極のりんごと呼ばれる「いぼりりんご」が圃場の7~8割を占める状態を確認
米: 食味鑑定士による通常栽培と八百結び農法®による比較評価数値による検証を実施
にんじん: 糖度12度以上の作物が収穫される状態を確認
*2 SOFIX農業推進機構における土壌診断
■ 会社概要
屋 号 Oosumi Orgnic Tea Company
代表者 尾﨑重尚
所在地 〒893-0046 鹿児島県鹿屋市横山町1635-3
設立日 2022年4月
会社名 壌結合同会社
代表者 金瀬伸吾
所在地 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町4番9号
設立日 2022年10月