
一般社団法人工シカル協会(東京都渋谷区、代表理事:末吉里花、以下「エシカル協会」)は、地域におけるサステナブル教育を担う人材の育成と派遣「サステナブル教育推進事業」を2025年9月9日(火)より開始します。
本事業の一環として、2024年6月からプロサッカークラブ湘南ベルマーレ、茅ケ崎市、株式会社shikakeruが共同で実施している「サステナトレセンProject.」に2025年度から参画します。
湘南ベルマーレ「サステナトレセンProject.」ロゴマーク
サステナトレセンとは、「世界はたのしく変えられる」を合言葉に、地域の次世代のサステナビリティ人財を育成する新しい教育プログラムとして、2024年にスタート。2年目となる今年は、より本質的なサステナビリティ視点を付加する役割としてエシカル協会が参画することになりました。
具体的には、エシカル協会の講座および研修を修了した、サステナビリティに精通した人材「エシカル・リーダー」の派遣に加え、地域でサステナビリティ活動に積極的な企業(通称:サステナイレブン企業)および実施校の先生に向けた研修や子どもたちのアイデアに対するサステナビリティ観点における監修などを行います。
今年度のサステナトレセンProject.への参画を皮切りに、今後エシカル×スポーツ×地域社会でつくる「サステナブル教育推進事業」は、全国のエシカル・コンシェルジュの輪とともに、全国の地域そしてあらゆるスポーツへと取り組みを拡げ、「どの地域でもエシカルを学べる環境」をつくって参ります。
「サステナブル教育推進事業」とは
エシカル協会が地域の学校教育において、子どもたちと伴走しながらサステナビリティの学びを深め、導いていく役割を担う人材「エシカル・リーダー」を育成し、連携する学校に派遣する事業です。「エシカル・リーダー」はエシカル協会が主催する「エシカル・コンシェルジュ講座」に加え、専用の研修を修了した「サステナビリティに精通した人材」です。
事業の背景
近年では小中高でサステナビリティやエシカルの教育が取り扱われ、教科書にも掲載され、注目が集まっています。しかし、現場では教職員側への負担が増えているという傾向があります。気候変動や生物多様性といった課題は、社会全体の課題であり、専門知識と実践が求められるものです。このサステナビリティに関する学びを学校や教職員に押し付けず、地域社会全体で引き受けて一緒に学んでいく仕組みをつくる、それが「サステナブル教育推進事業」です。その中で、教職員や子どもたちに伴走しながら、サステナビリティやエシカルの観点でサポートしていく存在が「エシカル・リーダー」です。
「サステナトレセンProject.」※1 とは
「夢づくり 人づくり」をミッションに掲げる湘南ベルマーレと、地域のSDGs/サステナビリティを推進する「サステナイレブン企業」※2・行政が連携し、小学校の探究学習の授業の中で、地域の未来を担う「サステナプレイヤー」を育てていく新しい教育プログラムです。
2024年度は、湘南ベルマーレと「持続可能な地域づくり」に関する連携協定を結ぶ茅ヶ崎市の浜須賀小学校・東海岸小学校にて実施されました。
2025年度も、茅ヶ崎市の小学校2校で実施します。
<プロジェクト構想の詳細はこちら>
https://www.bellmare.co.jp/342161
「サステナトレセン2024」実施報告:https://www.bellmare.co.jp/361819
「サステナトレセン2024」コンセプトムービー:https://youtu.be/rhmKPMiZgtY
※1 「サステナトレセンProject.」は株式会社shikakeruの商標です
※2 サステナイレブン企業…湘南ベルマーレの600を越えるパートナー・サポートコーポレーション企業の中で、地域でサステナビリティ活動に積極的な企業
2024年度最終発表イベントの様子
サステナトレセン 2025年度のスケジュール
サステナトレセンでは4つのステップで学びを深めていき、Step4「うごく」で実践した振り返りを含め、サステナトレセンで学んだことを最終発表イベントで発表します。
・2025年7月 Step1「まなぶ」
サステナビリティ、SDGsの考え方、具体事例、地域の課題などについて学習する
・9月 Step2「えがく」
「このまちに住み続けたくなる」アイデアを子どもたちが自由に描く
・10月 Step3「まざる」
サストレ企業からのアイデアと融合しさらにアイデアを磨く
・11月〜 Step4「うごく」
子どもたちが自分たちで実践したいアクションを起こす(一部企業との連携も)
・2026年1月下旬 最終発表イベント
2024年度の小学生たちのアイデアから生まれた「サステナ給食」販売の様子
今後の展開
本年度「サステナトレセンProject.」として茅ヶ崎市からスタートする当事業ですが、全国に広がるエシカル・コンシェルジュの輪を活かして、今後全国の地域そしてあらゆるスポーツへとの取り組みを拡げ、「どの地域でもエシカルを学べる環境」をつくっていきます。今後の活動は随時公式HPやSNSなどでお知らせしていく予定です。
エシカル協会 代表理事 末吉里花メッセージ
2015年の団体設立以来10年間、私たちは子どもから大人まで幅広い世代に向けて、サステナビリティやエシカルに関する学びの機会を提供してまいりました。なかでも、子どもたちへの教育は、持続可能な社会の実現において極めて重要であると、日々強く感じています。このような想いのもと、今年度より弊団体は「サステナトレセンProject.」に参画させていただく運びとなりましたことを、大変光栄に思っております。学校という現場に身を置き、時間をかけて子どもたちの変容を見届けられることは、私たちにとってかけがえのない価値であり、尊い経験です。探究の授業を通じて、子どもたちだけでなく、先生方、湘南ベルマーレの皆様、そして地元企業の方々が一丸となって学びを深めていく中で、サステナビリティの「確からしさ」や「本質」を支える存在として、私たちは「エシカル・リーダー」を派遣いたします。この取り組みは、大人たちにとっても変容の契機となると捉え、私たち自身も楽しみながら、子どもたちが描く茅ヶ崎市の未来への想いを少しでも形にできるよう、力を尽くしてまいります。
■ 湘南ベルマーレについて
株式会社湘南ベルマーレは神奈川県の9市11町をホームタウンとし、サッカーだけに留まらない総合型地域スポーツクラブとして、サッカーのトップチーム、U-18、U-15の活動を管轄するほか、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブを設立し、ビーチバレーチーム、トライアスロンチーム、フットサルチーム、サイクルロードチーム、そしてラグビーセブンズチームの活動をサポートしています。
公式HP:https://www.bellmare.co.jp/
■ 株式会社shikakeruについて
株式会社shikakeru(代表:上井雄太)は、「仕掛けで、世界が動き出す。」を掲げ、スポーツの多面的な力を活かして社会や地域に新たな価値を生み出すことを目指す会社です。“仕掛け(shikake)“を起点に、コンテンツ制作、共創ファシリテーション、人材育成、広告・PR戦略、ブランドマネジメントなどを展開。特に、Jリーグクラブや自治体、企業と連携し、子どもたちの探究学習と地域のサステナビリティをつなぐ教育プログラム「サステナトレセンProject」を手掛け、全国的な展開を推進しています。
■ 一般社団法人エシカル協会について
日本で最初の"エシカル"の団体として2015年に設立。エシカルの本質について自ら考え、行動し、変化を起こす人々を育み、そうした人々と共に、誰もが笑顔になれる持続可能な社会の実現を目指す。主に、エシカル・コンシェルジュ講座や講演、企業・行政機関との取り組みや政策提言など、エシカルの考え方やエシカル消費の普及啓発および社会実装に取り組む。