本イベントは、春の田植えに続く収穫プログラムとして、社員が「食を支える一次産業」に直接触れる機会をつくるものです。 黄金色に染まった田んぼの中で、社員たちは鎌を手に稲を刈り、束ね、天日に干すまでの一連の工程を体験。自然の力と人の手がつくる循環を実感する時間となりました。
【社員エンゲージメント強化✖農家支援✖地域貢献──三方良しの仕組み】
ファストコムでは2018年1月より、社員の生活の質を向上させるために毎月お米を支給するユニークな福利厚生を取り入れています。この制度を通じて社員の健康と生活のサポートのみならず、契約農家への安定的な収入支援、地域社会への還元にも力を入れています。前払い制で当社から契約農家に報酬を支払うことで、地方の農家の安定した収入を支援することができます。さらにお米は会社に返納することができ、その「返納米」を地域の子ども食堂やひとり親世帯に寄付する社会貢献の仕組みも整えています。
また、UCHINO米制度の一環として、社員が実際に農業に触れる「体験プログラム」も実施しています。 年に一度、田植え・稲刈り・草取りのいずれかを体験することで、食の循環を学び、 “食べるだけではなく、支える側の一員として関わる”という意識を育む時間となっています。 社員たちは、部門も役職も異なる仲間とともに田んぼに立ち、 同じ作業に汗を流しながら自然と会話が生まれていきます。普段は交わることの少ない部署同士が協力し合い、 「こういう場があると話しやすい」「仕事では見えない一面を知れた」といった声も聞かれました。こうした部署横断のコミュニケーションが生まれることも、UCHINO体験の大きな特徴です。 現場で培われたつながりは社内に持ち帰られ、組織の垣根を越えた協働のきっかけとなっています。
この制度を導入し8年、社員アンケートでは5段階評価のうちの4.3という高い評価を得るほど定着したファストコムでは、同様の制度を他企業にも取り入れられるよう、株式会社UCHINOを設立し2025年5月1日よりサービス展開を開始しています。
【“体験”がつくるエンゲージメントの循環】
UCHINOでは、体験を通して社員のエンゲージメントを高める仕組みを重視しています。稲刈り体験は、単なるイベントではなく、社員一人ひとりが“自分たちの食を支える現場”に関わる学びの時間です。 泥の中で稲を刈ることで、自然の力や農家の努力を肌で感じ、「食べるだけの立場」から「支える側の一員」へと意識が変わっていきます。 稲刈りという一次産業の現場を体感することで、生産・流通・消費のつながりを社員自身が理解し、自らの業務や社会貢献を「自分ごと」として捉えるようになります。自分が食べているお米の重みを実感し、社内でSDGs推進に自発的に参加する社員が増えました。
この“体験の共有”が、企業文化の基盤を育て、ESG経営や地域連携の推進にもつながっています。
【株式会社UCHINOのサービスについて】
自社での成功を受け、他企業からも同様の福利厚生制度を導入したいというお声をいただき、ファストコムでは2025年5月1日より「UCHINO」のサービスの全国展開を開始しました。「UCHINO」は、社員に毎月お米を提供することで、米農家支援、SDGs推進、人道支援を実現します。この取り組みにより、従業員、企業、社会がWin-Winとなる持続可能な活動モデルを構築します。配布する一人当たりのお米の分量は導入する企業が自由に設定できるなど、導入企業のニーズに応じて柔軟な設定が可能です。
これにより、企業ごとの独自の福利厚生プランを実現し、社員の満足度を最大化します。当社では「UCHINO」の導入企業をさらに増やし、全国的な農業支援を推進することで、地方農家と企業をつなぐ新たな福利厚生モデルを目指しています。
本件に関するより詳しい内容をご希望でしたら、企業さまからのお問い合わせ、メディアさまからの取材依頼を随時受けておりますので是非お問い合わせください。