“工場の裏方”としてリサイクル設備を支えてきた企業が、市民に直接アプローチするSDGs啓発へ踏み出し、体験型SDGs活動を“全国へ届ける仕組み”へと進化させます。
■ 背景:体験で得た“気づき”を、継続的な行動変容につなげるために
当社は1977年の創業以来、洗浄・粉砕・脱水・乾燥・脱墨といったプラスチックリサイクルの中間工程に特化した装置を一貫開発し、全国のリサイクル事業者・自治体・メーカーの再資源化プロセスを支えてきました。
しかし、技術の進化だけでは循環型社会は実現しません。そこで2024年より、一般向けのSDGs啓発活動として、ペットボトルキャップを使ったアップサイクル体験会を開始。子どもから大人まで楽しみながらリサイクルの仕組みを学べる取り組みとして人気を集めています。
・累計参加者数:約2,000名(2024年〜)
・年間開催回数:約15回
・参加者満足度:平均98%
・参加者層:親子7割、学生2割、一般1割
参加者からは「友達にも渡したい」「イベント以外でも買える場所はないの?」という声が多く寄せられていました。イベントでは多くの方に体験していただくため、制作できるアイテムや色には制限があり、“選べない”もどかしさもありました。また、開催エリアや日程が限られているため、参加したくてもできない地域も存在します。
そこで、体験当日の“出会い”を継続的な楽しみに変える仕組みとして、より多くの方が自由に選び、手に取れるECサイトを開設しました。

取り扱い製品
■ 販売アイテム:イベントで“特に人気だった商品”をラインナップ
いずれもペットボトルキャップを原料にしたアップサイクル雑貨で、色柄は一点ごとに異なる“世界に一つのアイテム”です。

※今後、季節限定品や企業・学校とのコラボ商品も展開予定

■ 活用シーン:家庭、学校、企業、自治体…広がる可能性
本商品は購入するだけで終わりではなく、“学びと行動変容につながる仕掛け”を意図しています。
▼ 想定活用シーン
・親子のSDGs学習や自由研究の題材に
・小学校・中学校の授業教材として
・企業の環境研修やノベルティに
・自治体の啓発イベント・配布物として
・ワークショップの材料として講師や団体が活用
購入者には、素材の由来やリサイクル工程をまとめた「リサイクル解説カード」を同梱し、商品が生まれたストーリーも伝えていきます。
■ 今後の展望:啓発×事業化の両軸で拡大へ
本EC開設は、体験型イベントをきっかけとしたSDGs啓発を、社会に根付く仕組みへ発展させる第一歩です。
今後は、社会全体で資源循環に参加できる共創型モデルを構築していきます。
〈展望〉
1.商品ラインナップの拡大(季節商品、自由研究キット、ギフトセット等)
2.企業・自治体との協働による地域循環型プロジェクト形成
3.回収〜再生〜販売までのトレーサビリティ可視化
4. “使い終わったら戻せる”回収プログラムの導入で、循環体験をさらに身近に
【会社概要】
社名: 日本シーム株式会社
代表: 代表取締役社長 木口 達也
本社所在地: 埼玉県川口市安行北谷665
URL: https://www.nihon-cim.co.jp/
設立年: 1979年5月
資本金: 8,304万円
従業員数: 70人
事業内容: 粉砕機、洗浄脱水機、各種選別装置、乾燥機、ミキサー、搬送装置、切断機、プラスチック類リサイクルプラント施工、関連機械製造販売。
<報道関係者からのお問い合わせ先>
日本シーム株式会社
TEL:048-298-7700
E-mail:info@nihon-cim.co.jp